質問 「初めて受診するのですが・・・」
どなたでも予約なしでご来院できます。
(肺炎球菌ワクチン希望は要予約)
保険証、老人受給者証などをお持ち下さい。初めて来院される場合は、検査や治療の関係上、午前・午後ともに診療終了時間の30分前までにおいで下さい。 |
質問「インフルエンザと風邪の違いについて教えてください。」
インフルエンザの特徴は、何といっても強い倦怠感と急激な発症にあります。
つまり38度を超える発熱、頭痛、関節痛とともに、全身の気だるさが急速に現れます。胃痛などの消化器症状もよく併発します。これに対し風邪は鼻水、せき、のどの痛みで徐々に発症することが多く、体温も37度台の場合が多いようです。これらのインフルエンザの症状は、ウィルス感染による炎症物質(サイトカイン)産生が原因です。今年は、10歳台の方に、治療薬タミフルが原則使用できません。新型インフルエンザの発生も危険視されます。インフルエンザの症状を感じたら、早期に医療機関を受診してください。
質問 「花粉症の治療、対策ついて教えてください。」
花粉症は、季節性があり、くしゃみ、鼻水、鼻づまりや目の症状
(かゆみ、なみだ、充血)、喉のかゆみ、せきなどの症状が現れて仕事や勉強の能率が下がり社会生活に有害な影響を及ぶす特徴があります。つまり病気自体が重いのではなく生活の質が悪化することが問題になります。対策としてマスク、めがね(ゴーグル)の着用、衣服の花粉を室内に持ち込まないなどの注意が大切です。しかし症状が重かったり毎年苦しんでいる方は、早めに医療機関を受診して治療を受けることをお薦めします。内服薬、点眼、点鼻薬の組み合わせでほとんどの花粉症は症状を和らげることが可能です。その際、抗アレルギーによる眠気などの副作用に注意が必要ですので治療に際しては医師や薬剤師によくご相談ください。
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質問 「喘息(ぜんそく)といわれましたが・・・」
大気汚染や生活環境の変化(高気密住宅)、受動喫煙などにより、子供、大人ともに喘息の方が増えています。自分では自覚しないでも聴診器でぜんそくと診断される場合もあります。
現在の治療は発作を止めることから発作を予防することに重点が置かれるようになりました。また発作には至らない「せきぜんそく」も増えています。環境の整備(寝室の掃除や寝具を日光に干す)、ペットに気をつける、禁煙、などの対策で治まらない時は専門医の受診しましょう。
吸入ステロイド薬等の普及により、多くの喘息はコントロール可能となりましたが、今も年間3,000人強の喘息死が本邦で報告されています。
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質問 「COPD(慢性閉塞性肺疾患)ってどんな病気ですか?」
COPD(慢性閉塞性肺疾患)とはひとくちに言って「煙草による生活習慣病」です。喫煙を続けると10年〜20年後多くの人において発病しますがその程度は人によってまちまちです。慢性の咳やたん、動いた時の息切れが主な症状で「年のせい」と考えがちです。実際は長い喫煙の結果起こる病気であり多くの場合治療により症状を軽くすることが可能です。しかし最も肝心なのが禁煙です。これに勝る治療法はありません。当院でも禁煙外来において皆様の禁煙をサポート致します。 |
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